ラシックスだけ飲むよりもアルダクトンも一緒に飲もう!

ラシックスとアルダクトンの違い

ラシックスとアルダクトン。
どちらも利尿剤で、むくみの改善につかわれるお薬です。
しかし、有効成分や働きかける場所が違うので、効き目の強さも違います。

ラシックスとは
有効成分「フロセミド」を含むループ系の利尿剤です。
ループ系は利尿剤の中でも一番効き目が強いお薬です。
ラシックスは、腎臓に働きかけて、尿細管でナトリウムや水分が再びからだの中に吸収されるのを抑えます。
余分な水分やナトリウムなどが尿として出されるので、むくみの改善に役立ちます。
血行が悪いなどの一時的なむくみや慢性的なむくみに効果があるほか、血圧をさげるのにも使われています。
薬の効き目が強いので、脱水症状や血圧が低下しすぎることによる脱力感やめまいをおこす可能性が。
また、カリウムも一緒にだしてしまうため、低カリウム血症が起きることもすくなくないです。
効き目が強く、目に見えてすっきりするので女性からの人気はいうまでもありません。
トイレに行く回数が増えるので、夜やお出かけの前の服用は避けたほうがいいでしょう。

アルダクトンとは
有効成分「スピロノラクトン」を含むカリウム保持性の利尿剤です。
副腎皮質分泌ホルモンである「アルドステロン」の働きを抑えるので、坑アルドステロン薬の部類に入ります。
アルドステロンは、からだの中にナトリウムをためこむ働きがあるホルモンです。
スピロノラクトンがアルドステロンの受容体と結びつくことによって、ナトリウムや水分を尿としてだされ、むくみの改善に役立ちます。
さらに・・・ラシックスとは違ってカリウムの排泄を抑えることができます。
反対に、血液の中のカリウムが増えすぎてしまうことによって高カリウム血症になり、不整脈や精神的な異常を起こしてしまう可能性も。
また、ホルモン受容体にも結びついてしまうので、男性が女性化乳房になってしまったり、女性は月経不順や乳房痛を起こすことも。
むくみのほかにも、心不全、にきびやAGA(男性型脱毛症)などの改善にも効果があります。
心不全にこの薬を使うと、死亡率が30%も低下するというデータも。

ラシックスとアルダクトン
アルダクトンは、利尿作用が弱いものの、カリウムがでることを抑えてくれます。
ラシックスは、利尿作用が強いものの、カリウムも一緒に排泄されてしまいます。
つまり、アルダクトンとラシックスを一緒に使うと・・・利尿作用が強いまま、カリウムの量を保つことができます。
そのため、ラシックスとアルダクトンは併用されることが多いです。